読書

くずし字を学ぶ楽しさ

1年半か2年ほど前からくずし字を少し勉強している。古文書講座等に通っているわけではないし、知り合いに習っているわけでもない。講座は大抵日程的に通いにくいし、くずし字を学んでいる人が(特に同年代では)周りにほぼいない。そのため、色々な入門書や…

柳父章『文化』

文化という言葉は日常的に使われている。日本文化、文化の違い、多様な文化、食文化。しかし文化とは何なのか?そのことをじっくりと考える機会は多くない。この概念が舶来品であることもあまり意識されない。 この本は「文化」なる言葉がいかにして日本に定…

安楽庵策伝『醒睡笑』の笑いと落語の笑い

落語の祖とも言われる僧侶・安楽庵策伝がまとめた『醒睡笑』を初めて読んだとき、これは普段寄席や録音で聴いて面白いなと思っている落語と、似ているけれども何かが少し違うとも感じた。 確かに「平林」の原話など、現代でも楽しまれる落語の原初的な姿があ…

ジル・ドゥルーズ「追伸―管理社会について」

1990年に発表された有名な論文。河出文庫『記号と事件』所収。久々に読み返してみた。 この文章は、フーコーの生権力論を引き継いで書かれたもので、3つのパートに分かれている。 【1 沿革】 最初のパートでドゥルーズは、新しい権力の形が台頭しつつあるこ…